自分の力で推進力を得る自転車は、健康促進に役立ち、レクリエーションと競技の両面で、広く一般に親しまれています。レクリエーション面では、安全で健康的な利用を広報・啓発し、さらに競技大会を主催・協賛し、また競技への参加呼びかけも行っています。その競技用機器やシステムの研究・開発も重要な事業のひとつです。
自転車競技と競技用関連機材の普及・促進
自転車競技の普及・促進を図るため、競技用関連機器やレーサー部品、タイヤの安定的な供給などのハード面から、自転車に関する広報活動や調査研究などのソフト面に至るまで、統合的な見地から積極的な推進策を実施しています。
ツアー・オブ・ジャパンの開催

ツアー・オブ・ジャパンは、1982年から1995年まで14回に渡り開催されていた『国際サイクルロードレース』を継承する国内最大規模の自転車ロードレースです。1996年、UCIにステージレースとして公認されたことを機に、その名称を『ツアー・オブ・ジャパン』に変更し、2013年の第16回大会より、レースクラスが『UCI-2.1』となり、UCIプロチームや世界トップレベルで活躍する強豪選手が参戦、ハイレベルな国際レースとなります。また、レースだけでなく、各開催地では出場選手たちが地元の小学校や地域コミュニティー施設などで、ロードレースの観戦のしかたや安全に自転車に乗る方法などのセミナーやワークショップなど、ロードレース・自転車を通じて、地域との連携や文化交流も盛んに行われて、より身近な大会として親しまれています。
競技用関連機器の近代化推進

自転車競技は年々、その運営が近代化、合理化されています。これに対応して、競技用機器も日々刷新していかなければなりません。そこで、これら競技運営に適したハイテク機器や大型映像装置などを導入しています。
自転車競技用関連機材等の普及促進

競技用自転車機材には一般の自転車に比べ性能などの面で高度さ、精密さが要求されます。自転車競技の普及促進のため、必要な部品、タイヤなどの安定的な供給を行っています。